ゼミ&卒論

【概要】ここでは,3年生が対象となる「ゼミナール1(前期)」と「ゼミナール後期)」,4年生が対象となる「卒業論文(通年)」について,倉田研究室の基本方針や内容を簡単に説明いたします.しかしあくまでも「基本方針」であるため,場合によっては研究室所属の学生たちと話し合いの上で方針や内容を変更することもあります.よって,これまで行ってきたゼミナール等をもとにした参考程度の情報としてご理解いただけますと幸いです.なお,大学院における実践報告書においては,倉田個人のみで指導するわけではありませんので,ここでは割愛させていただきます(大学院の実践報告書に関わる講義「学校教育実践研究」においては,長崎大学大学院教育学研究科のWebサイトにある「履修の手引き」などが参考となりますので,興味がある方はそちらをご覧ください).ちなみに,ゼミナール1・2や卒業論文以外のインフォーマルな活動はここでは紹介しておりません.

【目的】倉田研究室におけるゼミナールおよび卒業論文のゴールは,学術的なアプローチで教育的課題を自力解決できる自律的な学習者に学生たちがなることです.そのために「探究」「研究」という自律的な学びを学生たちが段階的に経験することを重視しており,ゼミナール1,ゼミナール2,卒業論文の3ステップでゴールを達成していくような流れをデザインしております.

ゼミナール1(3年・前期)「みんなで協力して成し遂げよう」

ゼミナール1では,3年生全員で1つの課題を達成するようなPBL(Project Based Learning)のような学びを行なっていきます.ここでの課題は,指導教官と3年生で話し合った上で1つ設定します.例えば,ICTを苦手とする教育実習前の大学生に向けた1人1台端末・高速通信環境での授業作りに参考となるWebサイトを作ったり,オープンキャンパスで小学校コースを高校生に紹介するための紹介ビデオを作ったりと,リアルな課題に取り組むような学びを想定しています.PBLのような学びですので,指導教官からの指示は極めて少なめです(サポートは頑張ります!)

ゼミナール2(3年・後期)「教育的な課題を発見・整理しよう」

ゼミナール2では,個別またはペア・グループで卒業論文のテーマ(に近い分野)について調査をいたします.ここでの調査の目的は2つあり,卒業論文のテーマについて幅広い知識を整理することと,そのテーマにおいて現在残されている課題を整理することです.学生たちが元々持っている卒業論文のテーマがとても壮大で広く,何から手をつけてよいのかがわからない状態であることが多々あります.例えば「協働学習に関する研究」といった場合,どのような協働学習のどのような課題を解決するような研究がしたいのかが不明です.もちろん最初はそれでいいんです.そこから自分が興味を持ったテーマについて深掘りし,卒業論文という短期間で行う学びの中で解決できそうな課題を定めていくことがゼミナール2の学びになります.学生同士でテーマが近い場合はペア・グループを組んで一緒に行なっていきます.

卒業論文(4年・通年)「教育的な課題を学術的なアプローチで解決しよう」

卒業論文では,自ら設定した教育的な課題を学術的なアプローチで解決し,その成果をアウトプット(文章化およびプレゼンテーション)します.卒業論文は原則個別活動になります(過去にグループで何か1つのテーマに取り組むケースもありましたが,その場合,各個人で異なる研究目的を設定し個別で卒業論文を作成しました).卒業論文は個別活動ですが,研究室の仲間同士でアイデアを出し合ったり意見を共有したりしながら行なっていくため「孤立」活動とはなりません.仲間の活動に対して「敬意」を払いながらクリティカルな意見を共有し,信頼できる仲間と共に学んでいく姿は倉田研究室の伝統でもあり,指導教官である倉田が特に大切にしていることでもあります.